原の辻一支国王都復元公園情報
原の辻一支国王都復元公園は、『魏志』倭人伝に記された一支国の王都・原の辻を現代に見える形で甦らせた歴史史跡公園です。 公園は、中心域、環濠域、植物栽培園、体験広場に加え、ガイダンス施設と船着き場跡で構成されています。
▲現代に甦らせた一支國の王都・原の辻
中心域は、丘陵上の最頂部につくられた祭儀場を中心とした居住域で、 発掘調査成果に基づいて復元された17棟の建物を見学することができます。
祭儀場の南側につくられたドーナツ状に掘られた溝状遺構。 周溝内でシャーマンが儀式を行う場として用いられたものと考えられています。
環濠域では、発掘調査に基づいて復元された集落を取り囲む環濠の一部を見学することができます。
集落内で不要になったものを廃棄した土器溜まり遺構。当時の調査状況を覆屋(おおいや)で囲んで、 出土した本物の土器の出土状況を見ることができます。
発掘調査で発見された日本最古の船着き場跡。 現在は、調査終了後に埋戻し、水田として利用されているため、 当時の様子を見学することはできませんが、地中内には、発見された状況のまま当時の船着き場が保存されています。 ※ガイダンス入り口にて、屋外模型展示で紹介しています。
植物栽培園では、原の辻遺跡の発掘調査で出土した種子に基づき、現代に残る類似品種の植物栽培を行っております。
丘陵上につくられた体験広場では、古代技術体験をはじめ、様々なイベントや催し物などを開催することができます。 ※広場利用にあたり、諸条件あり 要相談 【貸場所料金設定有】体験広場使用料 1日/10,000円 ただし、参加料を徴収する場合は1日/20,000円
原の辻ガイダンスでは、勾玉づくりや火起こし等の古代技術体験をはじめ、 原の辻遺跡の発掘調査や史跡整備の歴史について紹介しています。 また、ガイダンス内には、休憩できる「語り場Cafe」や「壱岐産お土産コーナー」も併設しています。 施設内の概要に関する情報 →ガイダンス施設情報へ ※連絡先0920-45-2065 ※毎週水曜日及び年末年始(12月29日~1月3日)はガイダンス休館 復元公園は年中無休開園しています ※復元公園内にはトイレは設置しておりません ガイダンス内に設置したトイレ〔多目的トイレ有〕をご利用ください